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自主ゼミ「『エチカ』を人類学的に読む」(初回4/25 13:00〜, 407)

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    スピノザの『エチカ』 を人類学的に読む、という趣旨で自主ゼミを行います。 ウェブサイトがすでに用意してあり、次のサイトです。   https://sites.google.com/ anthro.c.u-tokyo.ac.jp/ ethica2025/home  ※リンク先の資料の一部は限定公開とし、参加者に共有します。  第1回はイントロダクションで、再来週の 4/25(金)13:00〜に407で開催します。  その後、実際に『エチカ』を読みながらのディスカッションは、 まだ日程が不確定ですが、5/9から6月にかけて5回、 金曜3限枠+α で、 407で行う予定です。  「『エチカ』を人類学的に読む」と書きましたが、 私がこの本について連続講義をするわけではなく、5〜 6月の主な作業は、皆で『エチカ』全5部の1部ずつ読んできて、 ディスカッションすることです。  なお、『エチカ』 を最初から最後まで読むには十分な意欲と時間が必要です。 私の正直な考えでは、おそらく多くの人にとっては、『エチカ』 を読むために時間を費やすより、 人類学の本を読んだほうが良いのではないかと思われます( このような重要な本の場合、各々の人にとって「 読むべきタイミング」というものがあるので)。  この自主ゼミを楽しめるとしたら、次の①か② のどちらかの人になるかなと思っています。 ①『エチカ』をこれまで部分的にであれ読んだことのあるか、( スピノザについての本を読んだりして)『エチカ』 を読みたいと強く思っており、 これに十分な時間をかけても良いと感じる人 ② 博士課程の上のほうの人で、 フィールドのデータをしっかり考えるために、 スピノザが鍵になるかもしれないと(山勘で)思ったことのある人  ただ、敷居を高くしたいという意図があるわけではありません。 学部生や修士の学生でも①に該当する場合は参加を歓迎しますし、 「終わりまで読めるかわからないけれど、 何か自分の中でひらめくものがある感じがするので...」 という場合も歓迎です。  参加したい人は、私までメールを送ってもらえれば、 ファイルを共有します。ファイル共有があとでよければ、 当日直接407に来ても構いません。  なお、これもガイダンスでお伝えしましたが、7月に私の『 イメージの人類学』 についてのミニ...

【更新】読書会:Karen Barad, Meeting the Universe Halfway: Quantum Physics and the Entanglement of Matter and Meaning.

次回の読書会のご案内です。 日時:2024年8月7日(水)13:30~15:30 場所:407号室 前回は51頁の2段落目(上から11行目)で終わりました。 次回は51頁12行目 "Take the example of microscopy...”からになります。 みなさんの参加をお待ちしています。 ※次回以降はこちらで要約を述べる部分、皆で朗読・検討する部分を分けて進める予定です。 ※必須ではありませんが、日本語の該当部分だけでも先に読んでおくと、理解が深まるかもしれません。(日本語では、75頁「たとえば、顕微鏡の例を…」です) そのほか、進め方についてご意見などあれば、中村かオオツキ先生までお寄せください。 === 次回の読書会のご案内です。 日時:2024年7月25日(木)13:30~ 場所:407号室 前回(7月11日)は英語で書かれた原著、42頁の一段落めの終わりまでを読みました。次回はThese attempts to...からスタートします。 みなさんの参加をお待ちしています。 === 説明会を実施しました。 Reading groupのフォルダをつくりました 。(2024/6/27) ■下記のフォルダに日・英のテキスト及び説明会のズームの録画記録をのせています。閲覧可能です。 https://drive.google.com/drive/folders/1fvkkvYSNNR1i2DuX_-Y84NNU0L066mvR?usp=drive_link ■参加者のあいだでの話し合いの結果、次回は (実験的に)英語の原著をテキストとして読んでみる ことになりました。説明会では、実際に英語(と冒頭だけですが日本語)の文章をオオツキ先生に少し読み上げてもらい、どちらの言語で読むのがいいか、参加されていた方に意見を聞きました。多数決ではほぼ決着がつかなかったので、メリット・デメリットについて話し合いをしました。 邦訳で読むと、その場で初めて文章にふれても「深く」読めると考える参加者が少なくなかったです。また英語を読み上げて議論に参加できる度合いにばらつきが出てきてしまうことを考えると、邦訳を使う意義はあると考えました。 他方、実際に邦訳を読みあげてみると、原文からニュアンスが変わってしまうように感じる参加者が少なくなかったこと、また邦訳で意味がとれな...

2024年度第2回フィールド報告サロン(東大文化人類学コロキアム#7) - 「バイオアート」のフィールドワーク

  7/3(水) の夕方に、 今学期二度目の フィールド 報告 サロン を行います。 大学院水曜ゼミの5限の時間枠で行いますが、これは研究室全体の行事であり、博士課程での現在進行中の研究を知る良い機会ですので 、 学部生の皆さんもぜひ遠慮なく遊びに来てください。  日時: 2024年7月3日(水) 17:00〜18:30(延長の可能性あり)  場所: Komcee East K114  発表者:塚本隆大(博士課程3年)  司会:箭内匡 【フィールド報告サロンとは】  「フィールド報告サロン」は、フィールドワークから戻ってきてさほど時間の経っていない大学院生に、ビジュアルな素材等も使いながら、現場に近い目線から報告してもらって、ざっくばらんに話し合うことを趣旨としています。教室で行うものですが、形式張らない話し合いの雰囲気を示すために「サロン」と名付けています。文化人類学という学問の核心をなすフィールドワークという作業について理解を深める重要な機会です。  今回は、芸術の人類学的研究をしてきた博士課程の塚本さんが、「バイオアート」という先端的領域の実践団体を拠点に2年間行ったフィールドワークに基づくものです。本研究室でもこれまで少なかった、現代の先端的なアートを対象とした新しいタイプのフィールドワークの事例になっています。これまでバイオアートと触れたことがない人でも興味を持てる発表になると思います。   【発表者からのメッセージ(塚本さんより)】  私は2022年4月から約2年間、テクノロジーやエコロジーをテーマとする、いわゆるバイオ・アートの実践団体metaPhorestでフィールドワークを行ってきました。ここでは私自身も metaPhorestの一員として、発表や展示、企画、制作といった様々な活動に従事しながら、参与観察を重ねてきました。  フィールド報告サロンでは、これらの内容を、基本的には時系列に沿いながら、その時々の写真や動画、対峙してきた論文などと共に振り返ります。作品や実践の、制作・企画段階から展示、実行に至るまでの間や、更にはそれ以降も、そこに関わった人々や組織、場所などに様々な影響を与え、変容を促し、イメージの喚起をもたらしてきたのを、現場で見てきました。現在は、その複雑な全容をつかもうとしています。  今回の発表では、皆さんにスライドをお見...

2024年度第1回フィールド報告サロン(東大文化人類学コロキアム#5)

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   日時: 2024年5月1日(水) 15:30〜17:30(延長の可能性あり)  場所: Komcee East K114  発表者:河村悟郎  司会:箭内匡 【紹介】  「フィールド報告サロン」は、フィールドワークから戻ってきてさほど時間の経っていない大学院生に、ビジュアルな素材等も使いながら、現場に近い目線から報告してもらって、ざっくばらんに話し合うことを趣旨としています。教室で行うものですが、形式張らない話し合いの雰囲気を示すために「サロン」と名付けています。文化人類学という学問の核心をなすフィールドワークという作業について理解を深める重要な機会です。  今回は、「サッカーの人類学」という研究領域を独自の形で開拓している博士課程院生の河村悟郎さんに、セレッソ大阪を含む関西圏でのクラブでの長期フィールドワークについてお話しいただきます。河村さんの人類学的研究は、身体・情動や経営をキーワードに、練習と試合、アマチュアとプロ、選手や経営者やファン、チームの歴史と現在、といった様々な経験の層に光を当て、また一試合一試合を全力で戦いつつ、一シーズンという息の長い時間(さらにより長期的な時間)も同時に視野にいれるという多重性など、多角的に対象に迫っていくことを目指すものです。  大学院生はもちろん、学部後期課程の皆さんも(時間が合えば)ぜひ参加してください。 ※ 雑談ですが、今シーズンのセレッソ大阪は順調な滑り出しで、本日の時点ではJ1の首位です(今後は全くわかりませんが...)。  (箭内) 【発表者からのメッセージ(河村さんより)】 みなさん、こんにちは!博士課程の河村悟郎と申します。私は、現代サッカーを主題とした「サッカーの人類学」を民族誌という形で表現するために、日本の滋賀県と大阪府で約2年間フィールドワークを行いました。博士課程に進学した際はスペインでのフィールドワークを夢想していたものの、コロナ禍に突入したことで全く動くことができず、一度はサッカー研究からも遠ざかりかけましたが、修論で取り組んだ理論的問題に再度向き合うなど、その都度できることを続けることで何とか日本サッカーを対象としたフィールドワークを敢行することができました。滋賀ではMIOびわこ滋賀(現レイラック滋賀FC)というJFL(アマチュアリーグの最高峰)のクラブを、大阪ではセレ...

アネマリー・モル『食べる』読書会 (4/16, 23, 30) 【浜田先生】

院生の西坂さんの発案で本書の読書会を、 4月16日、23日、30日のそれぞれ13時開始で実施する予定です。 こちらは、『食べる』を毎回2章づつ読んでいく予定です。 訳者なりの理解や解説を示せると思います。 こちらについても、参加を希望される方は、 西坂さんか、浜田までご連絡ください。